すべての男は消耗品である。vol.2 / 村上龍
(KKベストセラーズ /1990年発行)
すごいタイトルなので、ずっと気になってたのだけど、まさか20年以上前のものだとは思わなかった。ちなみにこれはvol.10まであるらしい。
どうせ偉そうに書いてるんだろうなあ、むかつくんだろうなあと思いながら読み始めたのに、全然むかつかない。なぜだ。わたしが女だからか。こまされてるのか。かなり挑発的で、毒舌なのに、説教くさくなくて、面白い。エッセイというか、わざとゆるい構成になっていて、1つのテーマについて話し始めたのに、やっぱ面倒くさくなるから、話しても誤解されるだろうから、やーめた、と突然、話が変わったり。ちょ!おっさん!…って普通なら突っ込みたいのに、特に思わずに読んでしまう。話が適当にころころ転がるのが、またそれはそれで快感だったりして。
なんじゃこれー。全部、わざとなんじゃないだろうか。挑発的なのも、1つのテーマを「論じない」のも。村上龍って、何となく好かないとか思いながらも、作品を読んでは、さらわれてしまう作家。好きとか嫌いとか、もうそういうの超越してる。図抜けた、すごい作家だと、わたしは思っている。で、エッセイ読んだら好きになったかも。
1990年発行のvol.2。20年前か。わたしは10歳だった。年上の偉大な作家を見ると、その年齢までには追いついてみせると自分を鼓舞するのだけど、彼には追いつく気がしない。だってもう、24歳のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」に全然届いてないし、届く気がしないからね。まあでも、わたしのほうが長く生きてやるし、とか思いながら。まだ読んでいない最近の作品を読んでみよう。
ちなみにこれは「ザ・ベストマガジン」という雑誌に連載されている原稿をまとめた本なのだけど、どんな雑誌なのだろうと検索したら「制服OLの成長パンティ&証明生写真がついています」って表紙に書いてあった。成長パンティって何ですか。気になるよ。
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