西の魔女が死んだ / 梨木香歩
(小学館 /1996年発行)
映画にもなった作品です。映画は見れなかったけれど、梨木香歩さんの作品は好きなので気になってた一冊。今ネットで、 予告編 を見たら、本の世界がそのまんま映画になっていた。
森の奥深いところで自然とともに暮らしている祖母。突然学校に行かないことにしたまいは、祖母のところでしばらく暮らすことにする。たくさんの知恵を持っていて、少し不思議な力もある祖母のことを、まいと母は二人で「あの人は絶対魔女」と言いあっている。
まいとおばあちゃんの暮らしっぷりが、本当にいとしくきらきらと書かれている。それでいて、ごまかしのない生身の人間のやりとりがそこにこめられている。
児童文学というジャンルなのだけど、大人にも子供にも薦めたくなる本。児童文学の人は、あたりまえの言葉を絶妙な使い方で輝かせる。凝った言い回しや漢字を使わないからこそ、吟味されているのかもしれない。
最後は、泣いてしまった。久々に本を読んで滾々と泣いたなあと思った。
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