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ひとりの女 /群ようこ (朝日新聞社 /2000年発行) 久々に群ようこを読みました。かなり笑って元気になった一冊でした。さすがだ。エッセイだけじゃない、小説でも笑わせてくれます。 主人公は玩具会社で課長を勤める45才独身女性である。大柄で豪快で融通が利かなくて正義感に溢れてる女性。そんな彼女が使えない上司にイライラしたり、口ばかりで仕事をしない若者に激怒したり、ブランドグッズの載った雑誌を見るのが楽しみだったり、肉が好物で大食いだったり、夜中に野良猫に餌をあげにいくときは赤ちゃん言葉で猫に話しかけたり、ピントのずれた母の愛情をうっとおしく思ったり、病気の心配におろおろしたりしながらも、仕事に情熱を燃やし頑張っている物語なのでした。 ぶぶぶっと何箇所も吹き出しながら楽しく読みました。独り身の寂しさやむなしさもにじみ出てはいるけれど、自分のことを負け犬と呼んで世間にこびたりなんて絶対しない清清しさが気持ちよかった。周りからは変な目で見られたり嫌味を言われたりするけれど、自分がこれでいいんだと納得して生きている生き方がかっこよかった。こうありたい。 日頃仕事のストレスが溜まってる人や、いけすかない上司に振り回されている人、読んだらストレス解消になること間違いなしです。 |