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スチール /織田みずほ (集英社 /2003年発行) 第26回すばる文学賞受賞作。高校生が主人公のゆるい青春譚。主人公の「僕」は貸しロッカー屋で自分のロッカーを借りていてそこに入って夜を過ごすのが日課。男性相手にオナニーを見せるというバイトもやっていたり、学校では男教師に惚れられたり、美人な幼馴染に好きだと言われたりする。一昔前に見たようなエピソードがいっぱいなんだけども。 でも、後半、ロッカーの中から見ていたおじさんに妙に興味を引かれて、自分でもこんなに引かれるのはなぜか分からずに、ついにそのおじさんの職場まで押しかけてバイトを始めてしまう、というエピソードがよかった。 若い小説だなーという感じ。でも雰囲気は好き。わたしが十代ならもっと楽しめたのにという印象の小説でした。 |