読書の記録

No.213 2007.3.16

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ざらざら /川上弘美

(マガジンハウス /2006年発行)



 雑誌クウネルに連載された短編を主に収録。ほんわかして、しんとなる女の子の恋の短編集。一つ一つの物語は短いけれど、読み終わったらその世界がぎっしり心の中に広がるので、続けて読めない。夜寝る前に一つずつ読むのがおすすめの本。逆に桐野夏生とか寝る前に読んだら大変だよね。読むのやめられないし。読み終わって寝ると悪夢見そうだし…。まあ本にはそれぞれ適切な読み方というのがあります。

 クウネルのようなナチュラルテイストの雑誌の中に、ぽつんと配置されているのを想像したら、ぴったりだなあ、いいなあと思うんだけども、本としては物足りなかったかも。なんかよかったなあというイメージは残ったけれど、それぞれの印象は残っていない。そこが雑誌的で、まさにクウネル用で、いやあプロだなあとか思った。すばらしい。

 文芸誌以外の雑誌に連載っていいよね。がちがちの本好きだけじゃなく、いろんな人に読んでもらえるからね。




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