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太陽の塔 /森見登美彦 (新潮社 /2005年発行) 京大農学部在学中に日本ファンタジー大賞を取ってデビューした人。京大生で理系でファンタジーかあ、変わってるなあと思ってた。京大生協の書籍部に「この生協も出てきます」と紹介されてるのを見て、ファンタジーなのに生協が出て来るってどういうことよ、と思い、さらにネットでこの本の概要がモテない京大生がストーカーする話と聞いて、いてもたってもいられずゲットしました。 留年して5回生な上に研究室に居場所がなく休学中の主人公は、昔つきあっていた後輩の研究と称してストーカーまがいのことをしている非モテ京大生。同志の友人たちも同様に非モテ。クリスマスを呪い、鴨川に等間隔で並ぶカップルを呪い…と、稲中死ね死ね団の小説バージョンみたいな勢いですが。 全編に渡って、滑らかな口調で語られる、自虐に塗れた自己肯定論が面白い。語り口のテンションが高すぎず、低すぎず、寒くなく、ちょうどいい。
適度に“キャラ立ち”していて、彼らのやることなすこと面白い。ちなみに、めっちゃローカルな地名ばかり出てくるんだけども。もはやわたしの生活範囲そのまんまですけども。作者にばったり会ってみたいー。 |