読書の記録

No.168 2006.7.14

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ロックンロールミシン /鈴木清剛

(河出書房新社 /1998年発行)


 1997年「ラジオ デイズ」で第34回文藝賞を受賞した作者の二作目。文化服装学院卒業、コムデギャルソン企画生産部、文化服装学院専任助手、という経歴に「おおっ」と惹かれ、この経歴の人が服作る話書いたら面白いだろうと中をぱらぱら読んでみると、文章もなかなか読みやすくいい感じだったので借りてみた。

 全然期待してなかったんだけど、どんどん読んで面白かったー!と大満足して終わった。人間がとても魅力的。違和感を感じながらコンピューター会社勤めをしていたが、ついにやめてしまう主人公賢司は、高校時代の同級生凌一からインディーズブランドを立ち上げたと聞かされる。

 おもしろそーじゃんという理由だけで服飾デザイナーの学校に進学した凌一の適当なようで真摯な生き方がうらやましい。かっこいい。昼は服飾学校の講師をやりつつ夜は凌一たちと一緒に服を作る椿、室内でも帽子とサングラスを手放さず、服に命をかけているカツオ。彼らそれぞれの思いが絡みあう様子が、面白かった。なんか夢を追って馬鹿やってるのが、読んでて羨ましかった。

 ラスト直前のクライマックスがとてもよかった。でも一番最後はまとまりすぎた印象。

 あれ、映画化されてる。行定監督だ。おおお、キャストぴったり!!りょうとかはまりすぎ。 http://www.slowlearner.co.jp/movies/rrm/index.shtml

 三島由紀夫賞獲ったんだね。だから新潮社から文庫化されてるのか。新潮社の文庫の表紙はやまだないと?






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